SAPシステムのアーキテクチャ

SAPシステムは3層アーキテクチャによって構成されています。

プレゼンテーション層

ユーザー操作にてSAP GUIまたはWebブラウザを介して、SAPシステムにアクセスします。

アプリケーション層

クライアントからの操作内容を受け付け、データベース層に処理を依頼します。また、データベース管理システムから返ってきた結果をSAP GUI・Webブラウザへ返します。

データベース層

処理に対する結果を返します。

SAP GUI(Graphical User Interface)

SAP社が提供するパッケージ製品のうち、SAP ERPやSAP S/4HANAなどの専用のユーザインタフェース。ユーザがコマンドを入力することなく、画面上のボタンをクリックするだけで、様々な機能の操作が可能となる。

SAP GUI for Windows

Windows OS向けのSAP GUI。

DB管理システム

データベースを管理するためのソフトウェアとなります。SAP HANA、SAP ASE、Microsoft SQL Serverなどが該当します。

アプリケーションサーバ

プレゼンテーション層からの操作内容を受けDB管理システムに対して処理を実施するアプリケーションを指します。代表的な製品としてSAP S/4HANA、SAP ERP等が該当します。それらを支える技術基盤としてSAP NetWeaver Application Serverが使用されています。