SAPログについて(JAVAシステム)

SAPシステムではインストール後から様々な情報がログとして記録されるようになっています。
今回はSAP ADSなどのSAP Netweaver AS JavaベースのSAP JAVAシステムにおける一般的なログについて説明します。

１．システムログ

SAP ABAPシステムと同様にSAP JAVAシステムにもシステムログが存在します。内容は 「SAPログについて(ABAPシステム)」を参照してください。
SAP JAVAシステムにおけるシステムログファイルのSAP標準の格納場所は以下になります。

２．開発者トレース

開発者トレースもSAP ABAPシステムと同様にSAP JAVAシステムにも開発者トレースログが存在します。内容は 「SAPログについて(ABAPシステム)」を参照してください。
SAP JAVAシステムにおける開発者トレースのトレースファイルは以下の通りとなります。

SAP JAVAシステムにおける開発者トレースファイルの格納場所は以下になります。

３．Javaノードごとのトレースとログ

SAP JAVAシステムでは、「2. 開発者トレース」で説明したトレースとは別にJavaサーバノードごとにトレースとログが作成されます。
トレースファイルとログファイルの格納場所は以下になります。

トレースファイルの保存世代と最大サイズの変更はNetweaver AdministratorやConfigToolから変更可能です。
SAP Note 1771192 – (How-to) Log / Trace configuration for JAVA 7.1+ systems

トレースファイルの種類は以下の通りとなります。(一部)