2023.09.20
BIエンジニアリング
Azure Synapse Analyticsの導入
背景
各拠点で予算や実績のデータ管理方法が統一されておらず、横断したデータの利活用に課題が生じていました。またデータ連携を担当者が手動で行っており、担当者の負担になっていました。そのためデータの管理方法の統一化およびデータの自動連携を目的に、データ分析プラットフォームとしてAzure Synapse Analyticsを導入することになりました。
システム構成
「Azure Data Lake Storage」へアップロードしたデータを「Azure Synapse Analytics」のPipelineでCSVからデータを高速に扱えるParquet形式へファイル変換します。変換後のデータは「Azure Data Lake Storage」へ格納して、サーバーレスSQL Poolに作成したビューから参照します。ビューではデータの結合や集約などの関係演算や数値データの計算といった処理を実施して分析を行える状態に加工します。データを可視化するために「Microsoft Power BI」からビューに接続して、レポートやダッシュボード開発を行います。